こんにちは、大西石材店の大西です。今回は古いお墓が新品に蘇る『磨き直し』をご紹介します。
今回のお墓は建立して何十年と経過したお墓で、墓石用洗剤と高圧洗浄を使うクリーニングだけでは落とせない汚れやシミ、黄ばみがあります。
まずは、シミや黄ばみを除去する為に、ダイヤモンドカッターで表面を数mm切削していきます。
途中まで切削したのが上の画像になります。左が切削後、右が切削前です。比べてみると、表面が黄ばんでいたのがよくわかりますね。 お墓の磨き直しで数mmの切削はとても手間がかかる作業ですので、徳島県内で行っている企業はごくわずかだと思います。 ここは県内の他企業より抜き出ている強みだと、胸を張って言えるポイントですね。
さて、切削が完了した上の画像でもわかる通り、石材の表面が波打っています。艶もあまり出ていません。 ここからは 、表面を平らにし光沢を出すために研磨加工を行います。
磨き面が平面であれば状況に応じて手動研磨・自動研磨を使い分けていきます。
花立てのような曲面や窪みがある部分には職人が微調整しながら研磨していきます。
花立ての研磨が終了しました。光沢が出て鏡のように反射しています。ここまでの工程を繰り返して完成です。
黄ばみやシミ、汚れがまったくない新品のお墓によみがえりました。 磨き直す前のお墓と見比べてみると、その違いが分かるかと思います。 また、花筒がステンレス製の花筒に交換していますが、次回紹介しようと思います。